劇場で観た映画の覚え書き


by am-bivalence
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intermisson16 2013年・順位のないベスト10(前)

 2013年も残りわずか、今年見た新作で良かったものを10本挙げてみます。
甲乙つけがたいものもあるので、順位はつけません。観た順番に並べていきます。

1.「ニーチェの馬」 公式サイト
 日本公開は12年ですが、観たのが13年だったので挙げました。
SCREEN129で書いたように、観終わった後味は悪いのですが、ずっと棘のように心に引っ掛かっている映画です。 なぜなら「ニーチェの馬」から感じた生の苦しみや老衰の比喩はある面真実であり、反論し難いからです。
 今も私は完全に反論できないでいます。

2.「ライフ・オブ・パイ」 公式サイト
 後半、話がだんだん奇想天外になっていくのでファンタジー映画なのかと思ったら、
ラストのパイの告白で えっとなる映画でした。 私は「ウミガメのスープ」というゲームを連想しました。
パイにとってトラとは何だったのか、後であれこれ考えさせれます。

3.「東京家族」 公式サイト
 小津監督の代表作「東京物語」を日本人的エモーショナルの機微を描いたら当代随一の山田洋次監督がリメイクすれば、良い作品にならないはずがありません。
 山田組はクランクインする前、スタッフ全員で1本の映画を観るそうですが、この時観たのは「ニーチェの馬」だったとか。
そのせいか、映画の雰囲気にどこか沈鬱なものを感じます。

4.「セデック・バレ 第一部 太陽旗」 公式サイト
 日本統治化の台湾で起こった原住民の反乱・霧社事件を描いた入魂の大作。
人種差別や帝国日本による搾取とだけ描くのでなく、狩猟民族と近代文明の衝突という捉え方もされていて、当時の情勢を冷静に描いていたと思います。
 圧倒的兵力を持った大国日本に戦いを挑んだセデック族は、大国アメリカに無謀な戦争を仕掛けたのちの日本にも重なって見えます。 潔く散ろうとするセデック族のメンタリティも大戦時の日本人と共通したところがあるんじゃないでしょうか。
 後半の第二部は史実とはいえ、尻つぼみのような印象を受けてしまうのが残念。

5.「パシフィック・リム」 公式サイト
 「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督がオタク趣味を全開して撮った娯楽作! 主人公がトラウマを抱えながら戦う、取って付けたようなストーリーがありますが、全然気にしなくてO.K.です(笑)。 これはもう巨大生物と巨大ロボットのリアルで臨場感ある格闘を単純に楽しむ映画でしょう!
(火器が発達してもカイジュウと戦うのは殴り合いなんですねえ)
カイジュウ強え~! 金属製のロボットがボロボロにされていきますが、敵はこのくらい強くなきゃ。
マジンガーZやらエヴァやらロボットアニメのオマージュも随所に感じられます。


 (後半に続く)
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by am-bivalence | 2013-12-29 14:14 | 映画鑑賞 | Comments(0)