劇場で観た映画の覚え書き


by am-bivalence
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intermisson17 2013年・順位のないベスト10(後)

6.「きっと、うまくいく」 公式サイト
 今年観た中で一番楽しめた作品。 インド映画と言えば往年のMGMミュージカルのようなゴージャスなダンスシーンに、ぶっ飛んだストーリー展開を思い浮かべますが、
これはちょっと違います。
お決まりのダンスシーンはありますが、次々起こるエピソードにウィットや知性を感じさせ、唸らされるのです。
 映画は経済発展で近代化著しいインド社会を反映しているらしく、活躍する主人公ランチョーは身分や既成概念にとらわれない自由な発想の持ち主になっています。 これに対して親友のファルハーンとラージューは、親にエンジニアになることを決められていたり、貧乏でお守りや信仰に縛られていたりします。彼らはカースト制の影響が残っていたり、多くの宗教が混在している古いインド社会の象徴であり、変わるべきものなんでしょう。

7.「42 世界を変えた男」 公式サイト
 あまり目立たないながら観てみると良かった秀作スポーツ映画でした。
黒人初のメジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンと彼を支えた球団GMブランチ・リッキーの物語。 ロビンソンを採用したジャッキーの動機が人道的な面をおくびにも出さず、金のためと公言するところがいいです。
 彼らが差別に対抗する手段は、抵抗しないことと、プレーで実績を示すこと。
言うは易しでもなかなか出来ない事です。毎年メジャーリーガーがジャッキー・ロビンソンに敬意を表するのも分かります。

8.「そして父になる」 公式サイト
 よく出来た話と思ったら、実際に基になった事件とそれを扱ったドキュメントがあるとか。 家族、親子の関係を成り立たせるものは何か考えさせられます。
 福山演じる主人公野々宮は優秀ながら利己的でちょっと厭な奴なんですが、
野々宮自身、自分の父親の中にそんな面を感じ嫌悪しているところが秀逸です。

9.「夢と狂気の王国」 公式サイト
 「風立ちぬ」制作から引退宣言までの宮崎駿監督をメインにジブリの内部を追ったドキュメンタリー。 プライベート・ビデオ等もまじえジブリの歴史もざっと紹介しています。
 砂田監督は編集で語るタイプらしく、カットのつなぎで大笑いさせてくれたり、宮崎監督の発言が既にアニメで使われていることを示したりして面白いです。
 次回作が楽しみな監督がまた出てきました。
          

10.「ゼロ・グラビティ」 公式サイト
 ストーリーは単純、言ってみればデザスター映画なんですが、冒頭の長回しカットから始まるこの臨場感は特筆ものです。 絶対3Dで観るべき。
長回しカットや自在なカメラワークは「トゥモロー・ワールド」 のクライマックスで見せた臨場感をさらに上回る素晴らしさで、90分間無重力空間にいたかのような錯覚さえ覚えます。
 年最後になって後々語り草になるような映画が観れました。
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by am-bivalence | 2013-12-29 14:57 | 映画鑑賞 | Comments(0)