劇場で観た映画の覚え書き


by am-bivalence
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screen9 世界最速のインディアン

「カッコイイ」とは、こういうことか  公式ホームページ

 1920年製バイク「インディアン・スカウト」の改造を重ね、1962年に60才以上の高齢で
バイクの世界最高速度記録を打ち立てたバート・マンローの実話を基にした物語です。
映画のエピソードはほとんど本人の体験談だそうです。
 この映画の魅力はマンローという人物の魅力につきます。

 この人、自分の愛車をチューンアップすることに持てる全てを注ぐため、
自宅は倉庫みたいな小屋、庭は全く手入れしないので草ボウボウ、
朝だろうが夜中だろうが夢中になるとエンジンをかけて爆音を轟かせ、
御近所から怒鳴られる、エキセントリックな人です。
よる年波には勝てず、心臓に持病を抱えてたりします。

 でも彼は、田舎育ちの実直さに少年の情熱を併せ持ち、
触れ合う人はみな彼に好意を抱いてしまうのです。
(そして、女性にモテル)
それが彼の窮地を救ったりします。

 さらに彼のすごいのは、速く走ることに関する技術と創造性はピカ一で、
お金がなくても、何でも廃品の中から造り出してしまうところです。
 ジャンクパーツを熔かしてピストンを手造りし、
中古車のエンジンを調整することなど、造作もなくやってのけます。
テストランでは、高齢の彼と骨董品のようなバイクを見てばかにしていた人達を
その技術の結晶である愛車でブッチギって見せ、唖然とさせてしまうのです。
 「カッコイイ」とは、こういうことです。

「紅の豚」のポルコとピッコロを足したようなキャラクターは
宮崎駿監督もきっと好きなはずです。
                    (☆☆)
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by am-bivalence | 2007-02-10 01:37 | 伝記 | Comments(0)