劇場で観た映画の覚え書き


by am-bivalence
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screen11 ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間 スペシャル・エクステンデッド・エディション

 驚くほど通常版と差がない  公式ホームページ
 
 私が「指輪物語」を読んだのは、1978年製作ラルフ・バクシの長編アニメ
「指輪物語」の公開以前だったと思います。(年がばれる。。。)
映像化された「指輪物語」を見たくて、
バクシの「指輪物語」を観に行った憶えがあります。

 今でこそファンタジー文学はテレビゲームのRPGや、
ハリーポッターの影響で認知されるようになりましたが、
あの頃のファンタジー文学はマイナーもマイナーな存在でした。
魔法だの妖精はリアリティーがない絵空事で、
ファンタジーは現実逃避物語のように見られていました。
(この頃連載開始した漫画版「風の谷のナウシカ」の世界が
アンチユートピアだったのは、現実逃避と思われたくないという
意図もあったような気がします。)

 私もファンタジー文学が好きだったわけではありませんが、
「指輪物語」を読むきっかけは、一人の作家が物語世界の歴史から言語体系まで
構築してしまう、気の遠くなりそうな作業に惹かれて、でした。
アーサー王伝説でも読むような感覚でこの大長編を読み出したのですが。。。
 恥ずかしながら、途中からストーリーを追い切れなくなっていました。

 で、「指輪物語」が「ロード・オブ・ザ・リング」として映画化されると言う話を聞いたとき、
"ちゃんと三部作公開してくれるんだろうな"というのが正直な思いでした。
 なにせ「指輪物語」の初映像化作品、ラルフ・バクシの「指輪物語」は、
前後編で製作すると言って第一部を公開しながら、
第二部は日本では公開されず終いだったのです。
(第二部は後に製作され、アメリカではテレビ映画として放映されたそうですが。
まあ、第一部の出来が不評で、興行成績もひどい物だったらしいので、
無理もないでしょう。)
「ロード・オブ・ザ・リング」の監督ピーター・ジャクソンも、
ホラー映画での評価はありましたが、ほとんど無名に近い監督でした。
 しかしそんな危惧は全く無用だったようで、「ロード・オブ・ザ・リング」はヒットし、
三部作は日本でも無事公開されました。

 さて、スペシャル・エクステンデッド・エディションは
DVD用に30分ほどの追加シーンを入れた特別編で、劇場公開したのは日本だけです。
 実際に観てみると30分も延びているのに、
ほとんど通常版と印象が変わらないのに驚きました。
もう少しカットされたエピソードがあるのかと思っていたのですが。
それだけ劇場公開の完成度が高かったということでしょうか。
それにしても、やはり劇場で観る映画は音響などの迫力が違います。
モリアの坑道のシーンなどは楽しめました。
 ただ、もともと2時間58分の長編なのに、さらに30分長くなっても
imtermission無しなのはちょっと辛いです。
観る機会があるなら、体調万全で行きましょう。
                     (☆☆)


参照映画:「ロード オブ・ザ リング 指輪物語」 ラルフ・バクシ監督 1978年
   役者を撮影してその動きをトレースする手法(今のCGで言うモーションキャプチャー
  に似ている)で造られたアニメーション。後半予算が無くて、
  画像処理したライブ映像をそのまま使ってたりしてます。
  ヒットしなかったのも むべなるかな、です。
   ただ、「ロード・オブ・ザ・リング」と似た構図のカットが幾つかあって、
  (街道で黒の騎手から隠れるシーン、黒の騎手が洪水に呑まれるシーン、
  アラゴルンの初登場の格好など)
  ピーター・ジャクソンも参考にした気配が?
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by am-bivalence | 2007-02-14 23:24 | ファンタジー | Comments(0)