劇場で観た映画の覚え書き


by am-bivalence
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screen49 ベオウルフ/呪われし勇者 3D

 先端技術CG"アニメーション"の習作  公式サイト

 私に3D映画の可能性を教えてくれたのは、
今は無くなってしまった軽井沢のアイマックスシアターで観た
「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」でした。
 それ以前にも偏光メガネなどを使ったカラー立体映像は、
東京ディズニーランドの「キャプテンEO」で観ていましたが、
「キャプテンEO」がVFXの合成された映像だったのに対し、
実写映像を立体視する「タイタニックの秘密」は、臨場感が別格で、
目の前に実物を見ているようでした。
(カラーの立体映像がこれほどリアリティーがあるなら、
火星や深海底の無人探査機に利用すれば、
人間が実際に行ったように調査ができるんじゃないでしょうか。)
以来、3D映画は機会があれば観に行くようになりました。

 で、今回の「ベオウルフ/呪われし勇者」、
3D映画で上映していなければ、観に行かなかったかもしれません。
俳優をモーションキャプチャーして、俳優そっくりのCGキャラクターを動かすことに
どれほど意味があるのか、疑問に思っていたからです。

 "パフォーマンスキャプチャー"の利点をゼメキス監督は、
俳優の動きを特殊メイクなどで制約をつけず、自由にできること、
俳優の外観に捉われることなく映画を作れること、などと語っています。
だったら、CGキャラクターと俳優を同じにする必要は無いじゃないですか。

 「ロジャー・ラビット」でアニメーションと実写を見事に融合させ、
「フォレスト・ガンプ」でトム・ハンクスとケネディ大統領を握手させて見せた、
コンピューター画像技術大好きのゼメキス監督、
今のお気に入りは「ポーラー・エキスプレス」で使った
"パフォーマンスキャプチャー"のようです。
CGが安く製作できれば、大規模なセットもいらないし、
役者の撮影も短期間で、ギャラも安く済むらしいです。

 結局、本作はまず"パフォーマンスキャプチャー"ありきで、
CGキャラクターを俳優そっくりにしたのは、
誰が出演しているのか観客に分かる様にする、
興行的な配慮だったんでしょう。

 実際に観てみると、CGキャラクターの動きがリアルとはいえ、
テイストはやっぱりCGアニメーションです。
でも、この映画の英雄伝説絵巻といった雰囲気には、
それが意外と合っているようです。

 本作ではベオウルフが魔物の母に誘惑されることが、
物語の重要な要素となっていますが、
これはこの脚本オリジナルの新解釈で、
元の英雄叙事詩にはないものだそうです。
 この脚色が秀逸で、必然的に内容は大人向けのものとなり、
英雄伝説を人間的にして、映画に艶を与え、
物語を面白くするのに成功しています。

 立体映像はそれなりに迫力があって、
天から唾液やら、血やら降りかかってくるシーンは
思わず避けたくなる臨場感です。
 ただ、怪物グレンデルや、クライマックスのドラゴンの巨大さが
立体映像でもう少し感じられたらよかったんですが。
ここでもCGは、まだ実写のリアリティーに及ばないようです。

 以前、ジェームズ・キャメロン、ジョージ・ルーカスなどが集まって
映画の未来について対談した時、
3D映画となっていくことは、全員の意見が合ったといいます。
 「スターウォーズ」の3Dバージョンの企画が進行しているようですが、
いつか頭上を進むスター・デストロイヤーの立体映像を、
是非映画館で観てみたいものです。
                 (☆☆)
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Commented by mellowww at 2007-12-15 21:52
CMがすっごい印象的ですよね!
例の如く、あまり観ない映画ですが、「パフォーマンス・キャプチャー」は気になります。
3Dと言えば、わたしの会社の引き出しに、
「スパイキッズ3D」の3Dメガネがずっと入っています。
※ちなみに本編は観ていませんが、仕事上付録で付いていたメガネのみをもらえたという背景があります。

誰かが元気のない時に、そのメガネをかけて励ましに行きます。

本編と関係なく、アホな話でごめんなさい。
Commented by am-bivalence at 2007-12-16 01:05
「スパイキッズ3D」のメガネって、赤青フィルタータイプのやつでしょうか。
あれを普通にかけて歩かれると、結構インパクトあります(笑)。
 今回のメガネはクラーク・ケントのような黒縁で、
そのままサングラスに使えそうな。。。って、訳はないんですけど。
 こういうのって、使い道ないのに何故かもったいなくて、
なかなか捨てられません。
by am-bivalence | 2007-12-13 23:21 | ファンタジー | Comments(2)