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劇場で観た映画の覚え書き


by am-bivalence
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screen54 チーム・バチスタの栄光

 推理物としてはもうひとつだが、コメディ部分は楽しめる 公式サイト

 私の知人に一人、お医者さんがいるんですが、
いつも会うたびに一度は、勤務医がいかに薄給で
長時間労働させられているか、聞かされます。
 一般人のイメージと大分異なりますが、
「ブラックジャックによろしく」などを読むと、事実のようです。
(知人のお医者さんは、当直などで月に数日しか休みが無いらしく、
そのストレス解消に、貴重な休日を日本中遊び歩いています(笑)。)
 保険法の改正で、病院の倒産が増えてるという状況といい、
日本の医療はちょっとやばいことになってます。
 こんな日本に誰がした?、厚生労働省!

 あ、ちなみに、メタボリックシンドロームなる言葉を少し前によく聞きましたが、
あれは厚生労働省のキャンペーン。
 膨らみ続ける医療費を抑えるために、まずは病気を減らそうと、
成人病の元となる肥満を予防させようとしているそうです。
小役人の考えそうな、姑息な手段です。
 この映画にも、頭は切れても傲慢な役人を阿部寛が演じていて笑わせてくれます。

 「チーム・バチスタの栄光」、原作はまだ読んでいないんですが、
映画を観る限り、推理物としては"?"と思います。
最後の謎解きまで、犯人の手がかりとなるものが提示されませんし、
犯人の特定にも、医療の専門知識が必要です。

 推理よりも、この映画の一番の見所は、
田口と白鳥のコンビによるコメディ部分でしょう。
施術中の殺人事件というとシリアスなドラマを期待するでしょうが、
観た後振り返って最も楽しめたのが、二人の掛け合いでした。
その点は、予告編から受けるイメージを裏切りませんでした。
(もちろんドラマ全体はコメディではありませんし、
バチスタ手術のシーンも緊張感があってスリリングなんですが。)
 竹内結子演じる田口医師役は原作では中年男性だそうですが、
これを女医に変えたのは成功していると思います。
濃いキャラクターの白鳥と中年男がコンビでは、
脂ぎり過ぎて、暑苦しかったでしょうから。

しかし、冒頭とラストのソフトボールのシーンは
映画の流れとほとんど関係なく、不要だったのではないでしょうか。
                              (☆☆)
Commented by mellowww at 2008-02-20 22:25
コメディの印象しかないですね。。。予告では(笑)
最近、竹内結子さんがキレイだなぁと感心しています。
阿部ちゃんも「TRICK」ではダイスキだったので、
この映画は観てみたいと思ってました(^^)
Commented by am-bivalence at 2008-02-21 22:18
 この映画、根幹はシリアスなんですが、
監督が一番気合を入れている部分はコメディ、
そんな感じがします。
 竹内結子は最近、堰を切ったようにいろいろ出ていますね。
この映画では髪を後ろにまとめているせいか、
むいたゆで卵みたいな印象です(笑)。
おっとりとした人のいい女医役でした。
by am-bivalence | 2008-02-16 10:30 | コメディ | Comments(2)