劇場で観た映画の覚え書き


by am-bivalence
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screen57 アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生

偉大な姉、アニー・リーボヴィッツを讃える映画 公式サイト

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 アニー・リーボヴィッツはローリング・ストーンズの表紙で注目され、
暗殺される直前のジョン・レノンの写真などで知られているそうです。
 私はカバー、グラビアのような商業写真にはあまり興味がなくて、
彼女を知らなかったのですが、
話題になったデミー・ムーアの妊婦ヌードは見憶えがあります。

 最近のアニー・リーボヴィッツの作品は
古典絵画のような画造りのものがあり、
映画では、その実際の撮影現場を垣間見せてくれます。
 彼女が撮ったセレブ達へのインタビューも、
その写真の撮られた経緯の一端が分かって興味深いです。
 ただアニー自身は、自分の作品や自分自身について多くを語っておらず、
映画は、彼女の発想がどこから来るのか、
どういう意図からそのような写真になったかといった、
作品の本質を解明してくれるわけではなさそうです。
 そういえば、彼女の撮ったセレブ達の写真も、
私には、対象の本質に迫るというより、
彼らのイメージをちょっと違った視点で演出する、といったもののように思えます。
だからセレブ達にも受けが良いのではないでしょうか。

 また映画では、彼女の経歴の中でスキャンダラスな面、
「恋人」スーザン・ソンタグとの関係や、
ローリング・ストーンズ誌時代、ロックスターに密着取材することで、
ドラッグにはまっていってしまったことなど、
隠しはしないものの、深く掘り下げることもなく、
人間、アニー・リーボヴィッツ像が理解できるわけでもありません。

 この映画を撮ったのはアニーの実妹、バーバラ・リーボヴィッツ。
アニー・リーボヴィッツのグラビア写真のように、
”敬愛する偉大な姉、アニー・リーボヴィッツ”のイメージのプロモーションとも取れる、
賛辞映画に止まってしまっているのが、物足りないところです。
                             (☆☆)


 *今回、公式サイトにブログ用写真が掲載されていましたので
 使わせていただきました。
 著作権にうるさい昨今、こういう配慮はありがたいです。
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Commented by mellowww at 2008-03-15 23:48
この写真家は知っていました。
ひとりの写真家のことで、映画が出来る。しかもインタビュー形式の。
スバラシイ人なんだな、とは思います。

ただ、個人的にデミ・ムーアの妊婦写真とか、
ジョン・レノンとオノ・ヨーコの写真とか、
スターの内面を写し出した作品が多い所が実は苦手です。
スターはスターであって欲しいと思うこともあり。。。(苦笑)

ミニシアター系で世に出るのかと思いきや、
かなりメディアでの宣伝が多く、それもびっくり!!
amさんの感想で、この映画はもう十分です(笑)

いつも感想、ほんとに楽しみにしています。
体調はどうですか?
わたしは花粉症がちょっとキツくなってきました(--;)
Commented by am-bivalence at 2008-03-17 01:11
 アニー・リーボヴィッツ、ご存知でしたか。
確かに封切った頃はよくCM見たような気がします。
上映館はそれほど多くないはずなんですが。。。

 彼女の写真はインパクトありますし、
経歴もそれなりに波乱万丈ですが、
ユニークな写真家って他にも大勢いるように思います。
ドキュメンタリーにするなら、もっと彼女の生き様みたいなものを
見せて欲しかったです。

 いつもコメントありがとうございます。
体調悪い時は、無理せずゆっくり休んでくださいね。
 私はここのところ体調はまずまずです。
ただ、免疫力が落ちてきているのか(^^;、
人込みに長く居ると調子が悪くなることが多く、
都心に出かける時はさっさと用事を済ませて
逃げるように帰ることにしています(^^)。
by am-bivalence | 2008-03-14 21:51 | ドキュメンタリー | Comments(2)