劇場で観た映画の覚え書き


by am-bivalence
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screen60 ライラの冒険 黄金の羅針盤

 原作の持ち味を保った総集編  公式サイト


 私がいつも聞いているポッドキャスト番組の一つが「シネマpeople」
GAGAの映画情報番組なんですが、ゆるい雰囲気が好きで
映画番組というよりも、バラエティとして楽しんでます(^^)。
 その「シネP」で一押ししていた「ライラの冒険 黄金の羅針盤」。
(まあ、GAGAさん配給なんで)
三部作にするみたいだし、これは押さえておかなければいけないでしょう、
ということで観に行ってきました。

 ハリー・ポッター以降、ファンタジー文学や児童文学の映画化が
めっきり多くなりました。
(その分、「スター・ウォーズ」以降隆盛を誇っていたSF映画が、
全くと言っていいほど無くなってしまったのが寂しい限りですが。。。)
この「黄金の羅針盤」もそんなファンタジー文学の映画化。
 この原作、川嵜さんの御推薦もあって読んでみたんですが、
なかなか面白いんです。
普通の児童文学とはちょっと違う、
と言うより、児童文学の範疇を外れたような内容になっています。

 まず登場人物が児童文学とは思えない一癖ある者ばかり。
おてんばな主人公ライラ自身、嘘をつくのが得意というキャラですし、
その出生も複雑です。
ライラの両親は既成の道徳観などを超えた行動をする人たちで、
いわゆる"いい人”ではないのです。
なにしろ三部作のクライマックスで彼らが戦うのは"神”なのですから。
まあ、神学論に素粒子理論を混ぜたような世界観は、
キリスト教文化圏にない人間には興味が湧かないかも知れませんが。。。

 原作はともかく、肝心の映画はというと、
内容的には、原作にほぼ忠実です。
ただ、長いストーリーを映画の中に押し込んでいるので、
TVシリーズのダイジェスト版を観ているような印象でした。
細かい世界観の説明、
 ダイモンを掴まれると人は動けなくなるとか、
 極寒の地でも魔女は薄着で平気とか、
も省かれています。
原作を読んでいなくても映画としては分かりますが、
原作を読んでいれば、もう少し話の展開についていきやすいでしょう。

 一番意外だったのは、原作の第一部を最後までやらなかったこと。
第二部につながるラストに至る前に終わってしまったのは、
なぜでしょう。
 第二部以降の話の展開を原作からちょっとアレンジするのか、
第一部がコケたら、第二部以降が製作できなくなるので、
とりあえず完結させたのか、
単に上映時間が足りなかっただけなのか。。。
 気になるところです。

 それにしても、小説で想像していた世界が
映像で見られるのは楽しいものです。
よろいをまとったクマ達とか、人間について歩くダイモンたち、
飛行船の飛び交うロンドン、
アレシオ・メーターの針が動いて真実を示す様子、
実際に眼にするとわくわくします。
 美しいが冷酷でドSなコールター夫人にニコール・キッドマンなど、
キャスティングも悪くありません。
 第二部以降、出てくるミュレファ族もどんな姿に描かれるのか、
今から楽しみです。
      (☆☆)
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Commented by mellowww at 2008-05-09 21:38
新しいシリーズ物の誕生なのでしょうか(^^)
自分の中でしか創造されてない世界が映像になるって、
確かに感動ですね☆
Commented by am-bivalence at 2008-05-11 23:32
原作通り3部作にするようなんですが、本当に3部作になるのか、
エンディングを観て一抹の不安が。。。
 ファンタジー物では、「ロード・オブ・ザ・リング」の前編に当たる「ホビットの冒険」が、
「パンズ・ラビリンス」のデル・トロ監督で映画化が決定したようなので、
こちらはとっても期待大です。
by am-bivalence | 2008-04-11 23:17 | ファンタジー | Comments(2)