劇場で観た映画の覚え書き


by am-bivalence
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screen68 ペネロピ

 現代的「お姫様」像に好感のファンタジー  公式サイト

 「みにくいアヒルの子」って童話、好きじゃないんです。
他と違ったアヒルの子が、どこでも醜いと言われていじめられてしまうだけれど、
成長すると美しい白鳥になった。。。っていうお話。
 醜いアヒルの子は結局美しくなることでしか、救われないのでしょうか。
醜いままだったら、アヒルの子には価値がなかったのでしょうか。

 「美醜」を問題にしているのではないのです。
容姿に限らず、誰でも何かしら欠陥があるしょう。
才能や能力にも人それぞれ長短があって、
人によって出来ること、出来ないことがあるはずです。
それでも、そんな自分と折り合いをつけて、
何とか生きているのが普通の人だと思うのです。

 アヒルの子は醜いなら醜いなりに生きる方法はなかったのでしょうか。
アヒルの子は醜いままですが、他より遠くまで飛べるとか、
仲間に献身的だとかで、認められて生きていくなら、いい話だと思うのですが、
”醜い”という自分ではどうしようもないことで悩んで、
結局 ”美しく”なったことが救いなら、
多くの人は救われないんじゃないでしょうか。

 長々と「みにくいアヒルの子」批判をしてしまいましたが、
「ペネロピ」を観た人ならば、なぜこんな話を書くのか解ってもらえると思います。
「ペネロピ」は、「みにくいアヒルの子」への疑問にひとつの答えを示していました。
 呪いで豚の鼻と耳を持って生まれてきたペネロピは、
結局、呪いを解いてくれる王子様を求める生き方をしませんでした。
ペネロピが両親の保護からも離れて自立しようとするのも、現代的で共感できます。
ビアジョッキからビールをストローで飲む姿もキュートでした。
 大人が、特に若い女性が、楽しめるファンタジー映画だと思います。
                                   (☆☆☆☆)
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by am-bivalence | 2008-06-08 00:44 | ファンタジー | Comments(0)