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劇場で観た映画の覚え書き


by am-bivalence
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SCREEN116 さらば愛しの大統領

どんだけ大阪好っきやねん!コテコテネタ連発の文化祭ムービー 公式サイト

 シリアスな映画ばかり観ていると、たまには気楽に笑える映画を観たくなります。
でも洋画のコメディって微妙なんですよねえ、日本人と笑いのセンスが違って。
下手なコメディ映画よりも、TVのバラエティの方がよっぽど笑えたりします。
 でもこの「さらば愛しの大統領」はちょっと観たくなりました。
なぜって、予告編で笑ってしまったからです。
爆弾処理で赤いコードを切るギャグや、記者会見で「そこの美しいあなた」と言われ
モリマンが立つギャグが、ツボにはまってしまいました。

 この映画、始まる前にこんな内容の観客への注意書きが出てきます。
  ”100%アホになって観てください"
  ”インテリのように観るのはかっこわるいです"
さすが、世界のナベアツさん!
インテリぶった映画マニアがあれこれ貶すことを予期して、
あらかじめ釘を刺してます!
うまいなあ。
そうおっしゃるなら、こちらもアホになって観させてもらいます!

 アホになって観ると この映画のネタ、私は全体の7割ぐらいは笑えました。
独立した大阪では軍隊は持たないけど、
世界最強と言われる大阪のおばちゃんを軍事利用するとか、最高です。
きっと米軍も極秘に研究しているに違いありません。
 世界のナベアツ氏の面白いのは、”アホになって”と言いながら、
たま~に、ギャグに知性を感じてしまうところ。(って、私だけ?)
予告編にもあった爆弾のどの赤いコードを切ったらいいか判らないギャグなど、
カッコはいいが意味不明なカタカナ用語を使いたがるファッション、デザイン業界などを
鋭く風刺していると思うのですが。。。

 一方で、この映画を観ているうちに、
以前どこかで似たようなスタイルの映画を観た気がしてきました。
 ストーリーなどあって無きが如き、ウケこそ命のネタ中心構成、
 低予算を逆手に取って、チープな作りで笑いをとるやり方、
 時折出てくる、好きな映画をまんまパクッ、いやパロッたシーン。。。
分かりました、高校生が文化祭で上映するような自主制作映画とおんなじです。
 途中冗長なところがあったり、思わせぶりな伏線があっさり片付けられちゃうなど、
正直言って映画としてはちとショボイ。。。

 おっと、インテリぶって、カッコわるいことを書いてしまいました。
この映画は、観終わっても何も残らないとかトンチンカンなことを言うよりも、
私の後ろの席にいた女子高生達のように、仲間と一緒にゲラゲラ笑って、
観終わったら「思ったより笑えた~」とさっぱりして帰って行くのが正しい楽しみ方、
なんです。
                      (おまけの☆☆☆)
by am-bivalence | 2010-11-27 00:12 | コメディ | Comments(0)